カイゼンジャーニー第1部の読書メモ
自分がいつもいる場所から外に出る
- ググるだけじゃだめ
- 勉強会やイベントに赴き、質問や意見をぶつける
- 他者のやり方をそのまま持ち込んで実践しても意味ない
- 自分たちの状況に照らし合わせて適用する
最初に取り組むもの
見える化
プラクティス
- タスクマネジメント
- 目的を達成するための段取り
- スキル
- タスク分割
- タスクボード
- タスクの状態見える化
- 朝会
- 問題検知
- リズム作り
- ふりかえり
- 時間がなくてもふりかえりだけはやったほうがよい
- カイゼンの機会を失ってしまうことを防ぐ
- タスクマネジメント
小さく始める
- It's easier to ask forgiveness than permission.
ふりかえり
目的
- プロセスのカイゼン
- 不確実性の高い状況の下でも前に進むため
KPT
- Keep
- やってみてよかったこと
- 続けたいこと
- Problem
- 問題点
- モヤモヤしていること
- 気にかかっていること
- できるだけ具体的に挙げる
- Try
- やってみたいこと
- 優先度・重要度
- Keep
2回目のふりかえり
- Tryをみるところから始める
- いい感じなら Try -> Keep に移動
- 形骸化しているKeepは止めて良い
- 何度も同じような問題が挙がってくる場合は問題の原因に対する対応を考える
事実・意見・対策
- 問題発見フェーズ
- 問題点を自由に出して全部意見へ仮置きする
- 事実発見フェーズ
- 意見をもとに具体的な不利益を記載
- これらの深堀のもと事実を記載
- 対策フェーズ
- 事実の問題が再発しない対策案を考え、ベストの案をマークする
- これらの対策を誰が、いつ行うのか記載する
図1-4がおもしろい
ふりかえりのふりかえり
ふりかえりがうまくいっているか確認する
- "注意する"、"気をつける" などが対策となっていないか?
- 他人に気づかせてもらう
これはよくあるあるある。
タスクの見える化
- 付箋紙がよい
- 視覚に訴えることができる
- 名詞 + 動詞の形式でタスクを書く
- タスクの完了の定義を明確にする
- 大きすぎるタスクは分割する
緊急・重要のマトリクス
日々のタスクに忙殺されていると感じた場合、
- 緊急度の高低
- 重要度の高低
で4象限のマトリクスを作成する
重要だけれども、緊急性が無い領域の時間を増加させるようにする。
朝会
つまり、僕らはチームとは呼んでいるが実際には、ほぼ個人ごとで仕事 に取り組んでいるだけのグループに過ぎない。
- 昨日やったこと
- 今日やること
- 困っていること
スクラムガイドに載ってる
- 問題検知
チームでの共有
今日のタスクマネジメントは、明日のタスクマネジメントでもある
- 短いスパンで計画する
1 on 1
- 上司と部下が1対1でおこなうコミュニケーションのこと
- 雑談の延長線上くらいでちょうどよい
- テーマも何でも良い
- 上司は聞くに徹する
- 信頼関係は聞くことから始まる
話を聞く時
- 頷きはゆっくり心持ち多めに
相手を見ている、聞いているという姿勢を伝える
メンバーが自ら答えを出すことを促し、気づきを得られる機会にする
- 多忙をいいわけにしない
- メンバーとともにする時間より大事なものはなにか考える
普段のコミュニケーションでも使えそう
タスクボード
- Parking Lot や Icebox を設置し、すぐに着手しないタスクはそこに入れる
- Doing には1つしか置かないようにする
- スイッチングコストが高まると効率が落ちる
- WIPは1つか2つに制限する
- 緊急割り込みレーンを設置し、クリティカルな問題を可視化する
これはやってた。クリティカルな問題のレーンを設置するのはよいと思う。 まず可視化。
ここで片瀬が出てきて仲間が増えた。熱い。
学習する組織(氷山モデル)
- 当たり前のように習慣化されたタスクは、問題発見やカイゼンにてこずる
- 世の中の自称も氷山と同じように表層の一部しかみることができない
- 出来事はパターンから発生する
- パターンは構造や仕組みが生み出している
- 構造を生み出している根底には関係者のメンタルモデルが存在しているから
- メンタルモデルとは、信念や世界観のこと
- メンタルモデルは経験によって形成される
- 出来事である事象に対して対症療法をしてはいけない
- 対話によりメンタルモデルをカイゼンしていくことができる
組織文化を変えていくにはメンタルモデルから変えていく必要がある。
所感
スクラムをかじっていたので見える化などの手法については馴染みがあった。 氷山モデルの話は表層だけみるのはやめなさい。という知見が得られたが、 組織の文化を変えていくというのは生半可なことではないとも思った。
あとは、読み物としてとてもおもしろい。 最後、石神さんのセリフでぐっと来てしまった。 (感受性が高すぎてつらい)
頑張ってなにかを成し遂げている様はとてもよい。

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで
- 作者: 市谷聡啓,新井剛
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2018/02/15
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