ある男の物語
男は今日も楽しそうなゾウさんと戯れる。
本を手に取り、残り少なくなったページを開く。
ふと、個性的な挿絵に目が止まる。
「著作権、著作権、著作権」
三回唱えて真っ黒な画面に眠たげな両目を向けた。
「ピエールくんは休みの日に綱渡りしてる。友達になりたい。鳥に止まられ、バナナを仕掛けられ、落ち続けてもなおめげないそこが魅力的だ。」
独白は黒い画面に吸い込まれる。
はあ、とため息をひとつ、残りのページを確認する。
「こなす課題は、もうないのか。」
男はそっと :q をタイプし、席をたった。
―― 1000年後
男がいたとされる席にこんなメッセージが残されていた。
「Haskellなんもわからん」
完
所感
くそみたいな文章を読んでいただきありがとうございます。 すごいH本完結編です。
Haskellなんもわからんはネタですが、実際スタートラインに膝ガクガクの状態でやっと立った気分です。 読めるけど書けない。コードをもっと書く必要があると実感しています。 これから、ちょっとしたツールはHaskellで書いていけたらいいなあと思っています。
H本を始めたのは去年の12月でした。 1人でアドベントカレンダーを埋め、そのままの勢いで今日までやってきました。 途中、わからんことがたくさん出てきて困っていたらツイッターでHaskellerたちが助けてくれました。 その節はありがとうございます。とても感謝しています。この助けがなかったらくじけていたでしょう。
一般的に Haskell は難しいと言われているのはなんとなくわかりました。 Monadインスタンスの実装などは難しいと感じます。今でもわからん。 でも、抽象化の肝の部分が簡単すぎてもなにかおかしい気がするので妥当なのでは、という印象です。
とりあえず、コード書きまくって早くスラスラかけるようになりたい。 今年の目標として、Haskell と Elm でなんか作るというのがあるので頑張る。
次は、H入門をこなします。

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